京都の思い出6
枚方駅に着き、ジミーは紙を持って方向を確認しています。
てんちゃん「なぁジミー!ぼちぼちどこ行くか教えてくれへんか?
このままやとわしら何か不安やし、最悪帰るで!」
ジミー「そうですな、ほな教えますさかいに」
息子「何や、変な関西弁やけどまぁしゃーないか」
のり「そうですわ、まだ京都に馴染んでないさかいに、仕方おまへん」
息子「自分ら、ほんま言葉変やで」
関西では、相手の事を自分と言うのを初めて知ったのだった
ジミー「ほたら、てんちゃん、ここに行くにはどうしたらええの?」
と、てんちゃんに何か地図の様なものを渡す。
てんちゃん「どれどれ、ふんふん、そうかい分かったで
ここから北へ20分ほどにある教会やな」
息子「教会!!何で協会?」
ジミー「まぁ取り敢えず行こか!!」
てんちゃん「行こかはええけど、何すんねんそこで」
息子「ひょっとして、サプライズでうちらに演奏してくれってかも!?」
約20分歩いてその教会に着きました。そこに入ったら
なにやら大勢の外人さんや、日本人がいてクリスマスの
飾りつけをしていました。
ジミーがみんなに向って何やら英語で話しかけてます。意味全く不明
そして3人に向ってジミーはこう言いました。
「あんたら、今日はクリスマスイヴやから、飾りつけすんねんけど
人が足りひんやさかいに、夜まで手伝って欲しいんねや」
てんちゃん「なんやて!飾りつけのお手伝いだと!!そんなんで
わしらを朝早く起こしたんか!!ヽ(`Д´)ノ 」
てんちゃんはえらい剣幕で、頭から湯気出して怒ってます。
ジミーはそれにもどこ吹く風で「ホワ〜イ」とか言ってる始末
息子も、のりもこんなんやってられんわと言う結論になり
ジミーに「ほな、わしら帰るわ バイバイ」という事で
何だか知らんけど、不思議なクリスマスイヴでした。
ジミーは何で手伝わへんの?って顔で又「ホワ〜イ」とか言ってます。
3人は京都に戻り、気分転換に京都市熊野神社の近くにある
ジャズ喫茶「サンタクロース 🎅」に寄ってどっぷりとジャズに浸かって
いい時間を過ごしましたとさ お疲れ様でした
完