除雪をすると、面白い跡が出来る。

のりの場合
茫然自失のワタクシですが、出発時間も迫って来たので
ショックのまま汽車に乗り込みました。
何とか荷物は無事でしたが
ポケットには小銭で数十円しかありません。
これから1日以上かかる掛かる旅には、あまりにも過酷でした。
食べるものは一切ありません。乗ってすぐ寝ました。
そして、朝になると、自然に目が覚めてしまい
凄い空腹を感じながら、水を飲むしかありませんでした。
多分東北だと思いますが、大きな荷物を持ったおばちゃん達が
大勢乗って来ました。行商の様な感じでしたが、ワタクシの前に
座ったおばちゃんがおもむろにオニギリ2個出して食べ始めました。
ああああああああ!おばちゃ〜ん!
それは、拷問だって!美味しそうに食べないでおくれ〜!
その時は本当に事情を話して、もらおうかと思いましたが
おばちゃんだってこれから仕事での活力ですから無理を言う事は出来ません。
兎に角我慢です。腹が減ったら水を飲む!これしかありません。
その後の記憶が全くありません。
北見駅に着いたのは次の日の多分夕方だったと思います。
お金が無いので、バスにもタクシーにも乗れません。
ヘロヘロになって幸町の家にやっとたどり着きました。
何はともあれ天国と地獄の東京旅行でした。
次回へ続く