た〇〇君の場合
結局ここで年を越す以外の選択肢はなく、覚悟を決めましたが
年末になり、社長夫婦も買い出しやらなんやらで家に居ず
た〇〇君一人部屋に残って、夕方近くの古本屋で店頭にある
ワゴンの中の安い本 「耐えるのだ、君の未来はばら色だ!」
と言う何だか胡散臭い本を読んでました。
た〇〇君は今、猛烈に寂しく、悲しく、辛い想いをしています。
東京と言うもっとも人口の多い大都会で、すごい孤独感を感じています。
本を読むのをやめ、ボワ〜とした裸電球の下で
去年のわが家での年末年始を回想していました。
た〇〇君の回想
家族全員揃ってご馳走を食べ、父親は、た〇〇君に自分が飲んでいるビールを
「おい!よ〇〇〇(た〇〇君の名) お前もちょっとビール飲んでみるか?」
「ちょっと!お父さん まだ よ〇〇〇は未成年だからお酒は駄目でしょ」
「何言ってんだ!お母さん 今の若いのはこの位やんなきゃ成長しないぞ!」
※ あくまでも、昔の話なので笑って済ませて下さい。
今は未成年の飲酒は絶対にいけません!
「オオッ!紅白が始まるぞ!今年は紅組、白組どっちが勝つかな?」とお父さんが言うと
た〇〇君が「やっぱり、新選組だな!」と、ぼけると
お父さんは「そうそう!新選組は強いからなって、バカヤロー!組違いだわ」
と突っ込み家族全員で 大爆笑でした!!
その時 フッと現実に戻った、た〇〇君は暫くボ〜として
悲しくて膝を抱いてシクシク泣きました。
その時思ったのは、こんな事になったのも「のり」のせいだ!
と、沸々怒りがわいてきました ヽ(`Д´)ノ
その頃ワタクシはどうしていたんでしょうか?
次回へ続く