この所雪はないのですが、寒さが朝晩少々厳しくなってます。
雪国の証拠である、雪庇と氷柱




先ほどの漢字「雪庇」は「せっぴ」と読みます。雪国独特ですね。
意味は、屋根の軒先やパラペットに雪がせり出して垂れ下がる現象です。
※パラペットとは、建物の屋上やバルコニー、吹き抜け廊下などの
外周部に設けられた低い手すり壁
そして、「氷柱」は「つらら」と読みます。
屋根や岩場などから垂れ下がった氷の柱のこと
これも雪国独特の現象で、冬にはつきものです。
さて、どこが「つ」でどこが「らら」なのか、或いは
どこが「つら」でどこが「ら」なのでしょうか?
一度は皆さん思ったことでしょう!
エッ!思ったことないって!
ありゃま、そうですか!まぁそれはいいとして
実はワタクシも知らなかったので、調べてみました。
これ「熟字訓」と言うんです。熟字訓とは、漢字単体の読み方にかかわらず
熟語をひとかたまりとして訓読みしたものです。だから二つで一つ
つららと言います。
他にも、商人はあきんど、貴女/貴方はあなた、団扇はうちわ、小豆はあずき
山車はだし、一寸はちょっと、火傷はやけど などなど
凄い数があるんです。いやはやビックリですね
又、つららにも方言があるんですって!
栃木県佐野市では「コーリンボー(氷の棒)」「カナンボー(金の棒)」
「アメンボー(あめの棒)」と呼ぶそうです。
九州地方では「びーどろ」「よーらく」「まがんこ」、
東北地方では「しが」「たろひ(たるひ)」と言います。
滋賀では「ほだれ」青森は「しガま」新潟は「かねっこりー」
でも、九州地方でも「つらら」出来るんか〜い!!
たまにはこのブログも為になるな〜〜〜(自画自賛)